介護の仕事で喜びを感じる瞬間とは

介護職は肉体的にも精神的にも負担の大きな仕事ですが、とてもやりがいがあります。人によってやりがいを感じる瞬間というのは違ってきますが、その気持ちは仕事をしていく上でとても大切になります。そこで、介護職に就いている方がどんなことにやりがいを感じるのかについて、注目してみましょう。

多くの方が仕事を楽しいと感じる瞬間というのは、サービスを利用している方の笑顔を見た時と言われています。心の底からの笑顔というのは一目で分かるため、その笑顔が見られた瞬間に「自分は人の役に立つ事が出来ている!」と感じる事が出来るのです。また、次に多いのが、利用している方の自立した姿をみた時です。施設の種類によって異なりますが、利用している方の多くは加齢をはじめ、様々なことが原因で以前よりも一人で生活をしていくのが難しくなっている状態です。しかし介護というのは、出来ない事をサポートする事であり、出来るだけ自分でやってもらう事が重要になります。そのため、利用している方が今まで出来なかったことが出来るようになり、喜んでいる姿を見ると、介護士も嬉しくなり自分の仕事に誇りを感じられるというわけです。

この他にも、利用している方に自分の名前を覚えてもらえた時なども、嬉しい気持ちになるようです。特に認知症の方に名前を覚えてもらうという事はとても難しいため、何かをきっかけに覚えてもらえるとやりがいが芽生えるそうです。また、名前を覚えてもらえなくても、利用者の気持ちに寄り添う事が出来た瞬間、心を通わせる事が出来たと感じるそうで、そんな時は介護職ならではのやりがいを感じられるため、仕事のハードさも吹き飛ぶと言われています。

誰かのお世話をするということは簡単ではありませんが、だからこそ、そこに喜びを見つけられると仕事も楽しくなるのでしょう。このようなケースは、介護職ならではの特徴ではないでしょうか?